中古車(トラック・バス・重機)販売【キントラ】ホーム|商用車輌の種類|レッカー車とは
レッカー車とは、交通事故や車輌故障等で自走する事が出来ない自動車を移動させる事を目的とした車輌で、自動車の車輪を吊り上げる為の装置及びその車輪を吊り上げた状態に保持して固定し、移動させる事が出来る装備を有した車輌。
改造申請とともに国土交通省(陸運支局)に特種用途自動車として登録される車輌になります。
レッカー車の主な装備としては、車輌を吊り上げ牽引するアンダーリフト(レッキングフォーク)にクレーン。
クレーンはキャブバックタイプの積載型クレーンであったり、レッカーブームと呼ばれるタイプがあり、アンダーリフトとブームが一体のもの(インテグレート)と、独立したもの(インデペンデント)がある。
一体式ブームは水平方向の回転はできないが、独立式ブームでは旋回出来る物があり重宝される。
レッカー車のタイプとしては
・アンダーリフト+レッカーブーム
・アンダーリフト+キャブバッククレーン
・ブーム/アンダーリフト一体型
変わったアンダーリフトとしてはタダノOC-33Wの様な油圧式のツメを装備した物もある。
これはL字アームのアタッチメントを油圧で動かせる装置の様な物になる。
現在、日本国内で活躍している主なレッカー(レッキング)装置メーカーとしては(製造中止されたメーカーも含む)、タダノ、Century、Holmes、Vulcan、Challenger、Miller、Boniface、Chevron、ワールドワークス、新田鉄工、福岡工業社、田井能自動車、JERR-DAN、YUEHAI等が国内で見る事が出来る装置メーカーではないだろうか。
装置メーカーとは別に、レッカー車架装メーカーが存在するのもレッカー車業界の特徴の一つ。
各架装メーカーではレッカー車の設計、製造、販売、メンテナンスに至るまで行う事が多く、レッカー車を製造する架装メーカーで、その車輌の価値が大きく変わってしまう事もある。