中古トラックの【キントラ】ホーム|商用車両の種類|トレーラーセットとは
トレーラーセットとは、トラクターと呼ばれるけん引車でトレーラーをけん引しているタイプの大型自動車のことを指します。 エンジンを搭載したキャブと、荷物の切り離しができます。トラクター&トレーラーとも呼ばれています。一般的な大型トラックでは、積載できる荷物の重量や大きさが決まっています。 例えば、一般道を走行している普通ダンプトラックなら11トンまでとなっています。 トラクター&トレーラーは、それ以上に重い荷物や長いもの、また一度にたくさんの荷物を運ぶのに適しています。
トレーラーセットには、セミトレーラー方式とフルトレーラー方式の2つがあります。 国内で多く使われているのは、セミトレーラー方式です。トラクターの後方にあるカプラ(連結器)にトレーラーの連結器(キングピン)をはめ込んで連結させます。 この場合、トラクターヘッドだけでは荷物を運ぶことはできませんが、目的に応じた架装を施すことで、さまざまな荷物を運ぶことができます。 例としては、海上コンテナ、車載車、液体輸送のためのタンクローリーなどがあります。 フルトレーラー方式では、シャシに架装物を搭載した一般的なトラックと同じ構造のトラクターヘッドで、トレーラーをけん引する方法です。 トラクターヘッド単体でも輸送ができるので、輸送する量に応じてトレーラーをセットするなど、車両を幅広く利用できるのが強みです。 さらに、鉄道車両や鉄骨、原木など長くて分割できないものを輸送するためのポールトレーラーという車両があります。 このタイプでは、トラクター&トレーラーに荷物を載せ、しっかりと固定することで連結させる仕組みです。
トレーラーセットを利用するメリットとしては、なんといっても大量輸送ができることです。 一人の運転手で、同じ量の軽油を使ってたくさん輸送ができれば、それだけコスト軽減にもつながります。 また、同じトラクターでさまざまなトレーラーを輸送できるので、輸送効率も上がります。 例えばフェリーに積み込む際にも、トレーラーだけ積み込み、その帰り際に別のトレーラーをセットして輸送するなど、車両の走行と荷役を切り離すことができるので、積荷を入れ替える作業が不要になります。
トラクタヘッドの製造を手掛けている国内メーカーは、UDトラックス、いすゞ、三菱など。トレーラーは日本トレクスや、日本トレハーフなどです。 メーカーや車種によっても販売・買取の条件が異なりますので、ご検討の際には、直接お問い合わせください。