中古トラックの【キントラ】ホームお役立ち情報|トラック・重機のお手入れ

トラック・重機のお手入れ

買取に出すにせよ、ずっと乗り続けるにせよ、トラックや重機のお手入れは大切です。綺麗に乗っていれば、自分自身も気持ちいいですし、買取に出した時も、査定金額が高くなりますから。

■ エアクリーナーはきれいにしておこう

自動車用語で「エアエレメント」と呼ばれるエアクリーナーは、エンジン内部で燃焼させるための大気の中にある砂またはホコリを取り除くフィルターのことを指します。特に業務用に使用されることの多いトラックや重機は、この部分のお手入れをしっかりと行っていないと、「エンジンのパワーが減退する」、「加速が弱くなる」、「燃費が悪くなってしまう」、「排気ガスが黒くなり、関連部分が汚くなる」などの実害が生じてしまいます。
 エアクリーナーには「乾式フィルター」、「湿式フィルター」、「ビスカス式(半湿式)」の三種類があります。 トラックの場合はほとんどが乾式フィルターとなりますが、湿式フィルターやビスカス式のフィルターを採用している車種もあります。それぞれ性質とメンテナンス方法を知っておきましょう。
・乾式フィルター:
 金属や樹脂で作られた枠の中に、ろ紙を蛇腹状に折りたたんだものです。吸気側の方向からエアコンプレッサーの高圧に圧縮した空気で清掃する方法が用いられてきましたが、ろ紙の質が高まったことにより、最近ではあまり必要がなくなってきました。 そのため、普段のメンテナンス方法は目視でろ紙に傷や穴が無いか確認したり、汚れが無いかを確認するだけで大丈夫です。
 気になる際は、ガソリンスタンドなどで無料で行ってくれることもありますので、慣れている店員に見てもらうのが良いでしょう。基本的にはろ紙でホコリやゴミを吸着させているため、あまりに汚れてしまったら交換時期です。
・湿式フィルター:
 スポンジやポリウレタン素材といった化学繊維のフィルターに、オイルや特殊な薬品を染み込ませごみの吸着力を上げているものです。メンテナンスでは、フィルターをオイルや洗浄剤で浸け洗いし、汚れと洗剤を流した後で、専用のオイルや薬品を染みこませます。  フィルターそのものが劣化しない限りはずっと使い続けられる利点がありますが、吸着力をオイルや薬品に頼っている分、機能性の低下が早い為、頻度の高いメンテナンスが必要です。
・ビスカス式(半湿式):
 上記2つのフィルターの特性を持ったフィルターで、元々吸着性の強いろ紙に、専用の「ビスカスオイル」と呼ばれるオイルを染み込ませたフィルターです。 ろ紙ではキャッチしきれない細かいゴミをオイルで絡めとっているため、フィルターとして高い機能を備えていますが、メンテナンスで再利用することができないため、完全に使い捨てとなります。メンテナンスの手間がない分、使用者としては楽な部分もありますが、その分買い換えていく必要のあるフィルターです。

■ その他のトラブル

 トラックや重機に多くあるメッキ部分。この部分が劣化していると見た目にもよくありませんし、もちろん買取時の査定金額が下がってしまう大きなポイントにもなります。
 まず、グリルやエンブレム、ミラー、バンパーなどメッキ部分のお手入れの方法ですが、ここには基本的に「クロームメッキ加工」が施されているので、お手入れの方法としては、スポンジを使用し、洗車用のシャンプー薬品で丁寧に洗うことがコツとしてあげられます。
この部位は洗車ブラシを使わないほうがいいでしょう。
洗車ブラシを使うと、細かいキズが入ってしまい、ツヤが減少してしまうからです。結果として、サビやひび割れなどの劣化を引き起こしてしまますので、丁寧に洗い、その後、ホイールクリーナーやホイールコートをするだけでよりきれいに仕上がるので、ぜひやってみてください。
 ホイールに関しては、クロームメッキホイールの他に、スタッパリングホイールというものがあります。最近ではクロームメッキホイールよりも安価なので人気が高まりつつあるようですが、この部分のお手入れも、クロームメッキホイールと基本的には同様、優しく丁寧に洗いましょう。水で流した後に、専用のメッキホイールクリーナーなどを使うと更に仕上がりがきれいになります。