中古トラックの【キントラ】ホーム|キンドリ|ハイデッカーバスとは?中古バスの中でも注目を集めている車種
観光バスや長距離バスなどで使われているハイデッカーバス。 ハイデッカーバスは近年、海外からの旅行客増加の影響などもあり、中古バスの中でも人気が高く、注目を集めています。 ハイデッカーバスはなぜ需要が高く、人気を集めているのでしょうか?その特徴や、人気の理由などについて詳しくご紹介します。
デッカーとは、デッキ(床)という意味を持ちます。 ハイデッカーバスというのは、高い床を持つバスのことを表します。 市バスなどの一般的な路線バスの場合、座席がタイヤの上に設置されていることも珍しくありません。 しかし、ハイデッカーの場合はタイヤよりも高いところに床がくるため、客席をフラットに保つことができます。この点がハイデッカーバスの大きな特徴です。
ハイデッカーバスは、一般的なバスに比べて床が高く設定されていることから、バスそのものの全高が高いことも特徴のひとつです。 全高の高さが、市バスなどに使われる一般的なバスとの外見上の最大の違いです。
ハイデッカーバスは、中古バスでも人気の高い車種です。 ハイデッカーバスの人気の理由をご紹介します。
床を高く設定できるため、座席の下に収納スペースを広く取ることができるハイデッカーバス。 観光バスや長距離バスの場合、乗客の荷物も多くなりがちですが、こういった荷物の多さに対応できる点が魅力のひとつです。
客席が一般的なバスと比べて高い位置にあり、エンジンと座席の距離が離れるハイデッカーバスは、乗り心地も快適です。 車高が高いことによってその分揺れは多少大きくはなりますが、地面の振動が直接シートに響くといったことはありません。 そのため、長い時間乗車していても疲れにくいというメリットがあります。
ハイデッカーバスは車高が高いため、その展望のよさも魅力のひとつです。 これが観光用として多く使われている由縁です。 高い位置から景色が見えるため、車が横に並んでも視界を遮ることがありません。 また、フロントガラスが全面ガラス張りになっている車両では、横だけでなく前もよく見えるというメリットがあります。
ハイデッカーバスは、新車だと車両価格がかなり高額になります。 オプションをつけたり装備を整えたりするとなるとさらに価格が上がるため、なかなか新車では手を出しづらい部分があります。 一方、中古であれば、状態や年式、装備等によって価格は様々ですが、新車よりもはるかに安価に購入できる場合もあります。
そしてやはり、中古バスの需要が高まっている背景には、2020年の東京五輪やインバウンド(海外旅行客)の影響もあると考えられています。 海外からの観光客の多くは大型バスで移動しますが、来日する観光客が増えるとその分大型バスの需要も高まります。 日本政府観光局が発表した「訪日外国人消費動向調査(平成28年度)」によると、2014年には約1,300万人前後だった訪日外国人旅行者は、2016年には約2,000万人を超え、さらに増加しています。 また、東京五輪のある2020年には多くの外国人が来日すると予想されていますが、その準備として、早くから大型バスの生産が始まっています。 しかし需要に対して供給が追いついておらず、このことが中古バスの需要の高まりにつながっていると考えられています。 ハイデッカーバスの特徴や、中古バスが人気の理由についてご紹介しました。街中でも見かけることのあるハイデッカーバス。 ぜひ乗り心地を楽しんでみてくださいね。